同性愛者にアンハッピーでいてほしいのか。動かない国会に結婚の平等求める | ハフポスト NEWS
これまでに6件の違憲判決が言い渡されても、実現しない結婚の平等。裁判の原告らが国会議員に直接声を届けた
Satoko Yasuda 安田 聡子
2024年03月23日 9時39分 JST
違憲判決が出たのに、なぜ国会は動かないのか――。
法律上同性カップルの結婚の実現を国会議員に求める院内集会が3月22日、衆議院第一議員会館で開かれた。
国会議員に直接声を届けたのは、全国5カ所、6つの地裁・高裁で行われている「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告や、憲法学者、弁護団だ。
この裁判では、30人を超える性的マイノリティ当事者が「法律上同性のパートナーと結婚できないのは違憲」だとして国を訴えている。
これまでの7つの判決のうち6件で違憲と判断されているものの、国会での法改正の動きは進んでいない。
原告らは集まった国会議員に、「結婚したいという願いを無視しないで」と訴えた。
(略)
あなたの政党は法整備をしますか?
法律上同性カップルが、異性カップルと同じように結婚できるようにするには国会で法律を変える必要がある。
院内集会では、「あなたの党は法律上同性カップルも結婚できるよう法整備をするか?」という質問に各政党の議員が◯、×、△で答えた。
(左から)立憲民主党の西村智奈美議員、日本共産党の宮本岳志議員、自民党の牧島かれん議員、公明党の國重徹議員、日本維新の会の高木かおり議員HuffPost Japan
◯と回答したのは、公明党、立憲民主党、共産党、日本維新の会、社民党、れいわ新選組、教育無償化を実現する会。
自民党と国民民主党は、◯と△を上げた。
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◯と△を上げた自民党の牧島かれん議員は、△について「党としては、同性婚についての議論をする場は現時点では設定できていない」と説明。
その上で、◯について「違憲という判断が出たことについて自民党議員の中でも議論しなければいけないと話しており、この輪を広げたいという思いで札を上げた」と述べた。
同じく◯と△だった国民民主党の玉木雄一郎代表は、個人的には賛成だが、党内で正式な意思決定をしていないので△も上げたと説明した。
◯と回答した立憲民主党の西村智奈美議員は、「党は結婚の平等を実現するための『婚姻平等法案』を提出しており、審議をして成立させたい」と述べた。
同じく◯とした公明党の谷合正明議員は「党として法整備を進めることを明言しており、世論の動向や、当事者の思いをしっかり踏まえて進めていきたい」とした。
結婚の平等、ハッピーになる人が増えるだけ
(略)
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